オードリー ヘップバーンの言葉
本屋に入ってすぐ、本の表紙の色に弾かれて手に取りました。
大好きな色です。
そして、写真の人物はオードリーヘップバーン。
即買って、駅のホームで読み始めました。
引き込まれてあっという間に読めました。
オードリーヘップバーンの映画はもちろん、彼女が映画にあまりでなくなったこと、そして晩年はボランティア活動をよくしていたことは、何となく知っていました。
でも、この一冊を読んで、彼女の生き方、考え方を知って、こんなに強い人だったんだと、あの繊細さ、はかなげなイメージからは想像出来なかったです。
自分の弱さや、自分の欠点を補うために、素晴らしいジバンシーを常に身に纏う。それは最大限にオードリーの美しさを引き出すことになる。自分が美しいのではなく、ジバンシーの服だからそう見えるのだと言い切る。
彼女の厳しい戦争体験や、父との別離を通して、傷ついた彼女は知らず知らずに強く生きようとする。
人気女優になっても、この状況はひとつの通過点と考える。
女優として成功しても、家庭や子育てを大事にしようとした。
あまりにもオードリーは強すぎて、読んでてちょっと辛くなった項目もありました。
もっと早く読みたかったとも思いました。
私は家庭や子育てを第一に考えてはいなかった。大事な時期にそばにはいてあげられなかったと。
愛情の形は人それぞれなので、いつかわかってくれればいいと私は思います。
でも、オードリーの聡明な考え方は、今からでも自分の目標になると思いました。
オードリーも紆余曲折しながら、いろんな経験をし、いろんな人と出会い、自分の生き方を模索していったのだと思います。
私もこの一冊が、いい転換期になりそうです。
オードリー・ヘップバーンの言葉 ~なぜ彼女には気品があるのか (だいわ文庫 D 327-1)
- 作者: 山口路子
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2016/08/10
- メディア: 文庫
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